ショパン国際フェスティバル2014（ティアラこうとうにて）

９月15-16日の２日間、江東区のティアラこうとう大ホールで、ショパン国際フェスティバル2014が開催された。１公演がワンコイン500円で聴ける。２日目の16日に出かけた。

午前の部、開演は11:30から。出演：高橋多佳子さん。
演奏曲：ノクターン第2番 ポロネーズ第9番、バラード第1番、バラード第2番、バラード第3番、バラード第4番、アンコール曲は子犬のワルツ

高橋多佳子さんの最後のバラード第4番演奏中に地震が発生。会場がややざわつく中、高橋さんは大丈夫かな？という目で会場を少し見やる気遣いを見せながら、その後は集中して熱演した。割れんばかりの拍手。華やかで優雅、繊細さと力強さを兼ね備えた高橋の演奏に魅了された。

午後の部は、開演14:30　出演：斎藤雅広さん。
演奏曲：雨だれのプレリュード、スケルツォ第2番、マズルカ第2番、マズルカ第25番、ノクターン遺作、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、英雄ポロネーズ、アンコール曲は革命

斎藤雅広さんの演奏も素晴らしかった。後半、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、英雄ポロネーズ、その２曲の間に、別れのワルツを入れて、アンコールにエチュード革命と、息をもつかせない超絶技巧。まさに汗みどろになりながらの熱演。楽しいトークを交えてのひと時、ありがとうございました。

ショパンに堪能した一日。こんな素晴らしい演奏会が、宣伝不足からか、空席が多かったのが残念。来年も是非聴きたい。

text；Hasegawa