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藍染大通りに面して、家の前面に藤や瓢箪の蔦が絡まり、長屋のような造りで、中をのぞくと土間のような空間がさっぱりした味わいのある家がある。シェアハウス「Old Town House根津」。築100年の古民家を修復・改装して、2010年夏にオープンしたという。入口に入居案内が貼られていた。
しばらくすると、このハウスの軒先で青々した可愛らしい瓢箪が吊り下がる。蔓がすっかり枯れてしまう秋から冬にかけては、白くなった瓢箪が吊る下がる。ひょうたんは食べることはできず、タネを出して加工して飾り物などで楽しむようだ。
藍染大通りを不忍通り方向に進むと、フレンチ、ダイニングバーの「あんくる」や向かいには甘味処「芋甚」がある。芋甚のアイスモナカは絶品。その場で皮に詰めるため皮のサクサクっとした食感と、バニラと小倉の２種類あるアイスはどちらもさっぱりしてほんのり甘い。
不忍通りを渡って根津神社へ続く道なりには、昔ながらの上から開ける木箱のケースが並ぶ金太郎飴の専門店「小石川金太郎飴」や、鳥居前には子どものおもちゃを売る店もある。紙風船や輪投げセット、万華鏡、ビー玉など子どもの頃遊んだ懐かしいものばかり。根津神社境内はセミの鳴き声がかまびすしい。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya
text；Hasegawa
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