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アメ横を真っ直ぐ御徒町方面にいく途中、右手に摩利支尊天の幟がはためく徳大寺があった。みなとやという海鮮丼の店と果物屋さんとの間の路地を入ってすぐの所。向かいには、『ニキ、ニキ、ニキ、ニキ、二木の菓子！』の林家三平師匠のCMでおなじみの「二木の菓子」店があって、さまざまなお菓子が山と積まれている。
JR山手線で御徒町から上野方面に向かう電車の中から、この朱塗りのお堂を望むことができる。「摩利支天 徳大寺」の摩利支天とは、威光・陽炎（かげろう）と訳され、厄を除き運を開く勝利の守護神として昔から信仰を集めたという。
階段を上って、徳大寺本堂上の額縁「威光殿」は、吉田茂元首相の書による。右手には線路を背にして、日蓮聖人立像、七面さま、妻恋地蔵が並ぶ。本堂の中は広々していて、昭和初期の古い上野駅界隈の写真なども展示されている。
お参りして参拝者用に置いてあった冷水器の水を頂く。階段の下では「二木の菓子」でタップリお土産を買った中国人の観光客が荷物を詰めていた。小さな子どもはお父さんに抱かれてぐっすり。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya
text；Hasegawa
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