2011年5月29日日曜日

東京の空(1) 撮影;2011.4〜5



































巨大都市東京の空をテーマに撮影を始めた。
その第1回目は4月から5月に撮影したもの。

都市空間の構造物、アーキテクチャ、人々の暮らしを包み込みながら
刻々と自在にその印象を変える空。
時にはのびやかさを演出し、時にはストイックな表情をみせる。

東京の空、その出会いをこれからも楽しもうと思う。

photo ; 宇都宮 保

2011年5月27日金曜日

葛飾区亀有 撮影;2011.5.25










漫画やテレビドラマでおなじみの「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の舞台として知られる葛飾区亀有。駅前には警察官の主人公、両津勘吉(りょうつ かんきち)巡査長の銅像がある。テレビドラマは見た事がないが、元気な田舎のおまわりさんキャラクターだという。
「本田」像もふざけているが憎めない。亀有にはこれらを含め「こち亀銅像」が全部で11体あるそうだ。商店街が「こち亀」を起爆剤に街のさまざまなイベントを盛り上げている。

駅前から歩いて5分のところに大型ショッピングセンターArio亀有がある。映画館や多くの専門店ができたことで周辺には高層マンションや住宅地ができ、亀有に来る若い人も増えただろう。一方で、個性豊かな地元商店街は厳しいかもしれない。

Arioのすぐ隣の亀有香取神社境内には不思議な顔をした亀の像がある。
亀有は色々な顔を持つつかみどころのない不思議な街だ。

photo ; 宇都宮 保
文;長谷川

2011年5月23日月曜日

千代田区霞ヶ関 撮影;2011.5










中央官庁が集積する霞ヶ関。
日々この周辺で国の大勢は決められていく。

未曾有の大震災のあとの日本はどうなっていくのか。
被災地の復旧復興はどうなるのか。福島原発は…。
かつてないほど誰もが日本の行く末を案じ、政治を注視している。

photo ; 宇都宮 保
文;長谷川

2011年5月21日土曜日

千代田区日比谷(公園) 撮影;2011.5.20










皇居、霞ヶ関、帝国ホテルなどに囲まれ都心のど真ん中にある日比谷公園。
溢れる緑が夏のような日差しを和らげてくれる。
ベンチに座り、疲れた体をものうげに休めているサラリーマンが多い。

日比谷公会堂や野外音楽堂は相当古い。
周囲の新参の高層ビルに威圧されているようにも見えるが、
松本楼や日比谷パレス、日比谷花壇などとともに
日比谷公園にはなくてはならない存在である。

噴水広場で思いがけず「日独交流150周年 日比谷オクトーバーフェスト2011」の初日に出くわした。
花の金曜日。夕方5時を過ぎると周辺から仕事を終えた人が次々と集まってくる。
ドイツビール片手にソーセージやローストチキンなどを食べながら楽しそうに盛り上がっていた。
この催しは5月29日までだそうだ。

photo ; 宇都宮 保
文;長谷川

2011年5月19日木曜日

葛飾区柴又 撮影;2011.5.19










京成金町線の柴又駅前には寅さんの銅像が映画さながらの出で立ちで立っている。
柴又帝釈天は言わずと知れた『男はつらいよ』の主人公・車寅次郎ゆかりの寺。

参道の両側には、名物の草だんごやせんべいを売る店、川魚料理店などが軒を連ねている。
その中央付近には実際の映画撮影に使われた店「とらや」があり、
倍賞千恵子演じるさくらやおいちゃん、おばちゃんの姿が浮かんでなつかしい。
たっぷり餡のかかった草だんごをいただく。

帝釈天の門をくぐる。門の入り口はそれほど広くない。
寅の理解者であった御前様・笠 智衆(りゅう ちしゅう)と源公・佐藤蛾次郎が
ひょっこり顔を出しそうな親しみのある寺だ。

帝釈天から裏手に回り、美しい庭園と木造建築の「山本亭」をぬけ、柴又公園へ出る。
江戸川河川敷には千葉県松戸市と葛飾区柴又を結ぶ矢切の渡しがある。
若い船頭がこぐ渡し舟は、さわやかな風を運んでくれる。

photo ; 宇都宮 保
文;長谷川