上野公園内を通り過ぎて、東京芸大の隣に黒田記念館がある。道路を隔ててはいるが東京国立博物館の一角。耐震工事のため2012年4月から休館していたが、今年の始めにリニューアルオープンした。一階の上島珈琲店オープンテラスでは、珈琲を飲みながらくつろぐ人の姿を目にする。
黒田記念館は洋画家黒田清輝の遺言をもとに建てられた記念館。黒田清輝の油彩画約130点、デッサン約170点、写生帖などが所蔵されている。記念室が7月12日(日)まで公開されているということでおじゃました。
手前の部屋では黒田清輝の生涯を描いたDVDが流されている。法律を学ぶためにフランスに行ったのに、画家になってしまったというのは、もともと画家の素養があったとはいえすごいことだ。
記念室入口には高村光太郎作の胸像が置かている。入ると暗がりの重厚な部屋に、「椅子による女」などの素描画や油絵の「昔語り下絵」などの印象的な絵画が並ぶ。
代表作の「湖畔」などは、教科書などで誰もが一度は目にしていると思う。重要文化財の「湖畔」を含めた「読書」「舞妓」「智・感・情」の作品は、別の特別室にあって年3回しか公開されない。今度見ることができるのは、2015年10月27日(火)~11月8日(日)の期間。
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa
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