◎TOKYO PHOTO FROM KANDA-SHINISEGAI ; 20.6.2015
神田郵便局から奥に入って行くと、長い行列のできている蕎麦屋さんがある。老舗のかんだやぶそば。1880年創業で、東京都内に複数ある「藪(やぶ)そば」の原点とされている。
一昨年2月に不慮の火災により店舗を焼失してしまった。再建されたのが昨年10月。あまりの行列の長さに並ぶのをすぐ諦めてしまった。
趣のある店構えを撮影しようと、外で若者がカメラを構えている甘味処、竹むらへ入る。隣に座る若いカップルの食べる揚げ饅頭も有名だが、店の看板メニューのあわぜんざいを頂く。せいろで蒸しあげられたというもっちりとした粟に、上品な甘さの餡がたっぷりのっかっていて絶妙な美味しさ。橋休めの山椒の実も嬉しい。中高年の女性客も多いが、若い2、3人の男性グループの客が次々に入って来るのには驚いた。
向かいには、あんこう鍋のいせ源、いせ源の並びに鶏すき焼きのぼたん、かんだやぶそばと双璧をなす神田まつやなど、神田には戦火から生き残った伝統の味を食せる店がまだまだある。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa
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