2015年6月30日火曜日

万世橋から神田一番街

◎TOKYO PHOTO KANDA ; 20.6.2015

中央線の線路と神田川に架かる万世橋の間には「肉の万世」ビルが建っている。10階建ての本店秋葉原ビルは、ステーキや焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ビヤホールなど各階ごとに多様な業態のレストランになっている。

創業は昭和24年。電気部品商から、統制の外された食肉業へ転業した鹿野明・ソノ子夫婦。名物の万かつサンドは、後楽園球場や小田急ロマンスカーの車内販売で全国的に知名度を広げた。牛のロゴマークは、グラフィックデザイナーの福田繁雄氏によるもの。

万世ビルから線路に沿って進み、靖国通りに出る。神田祭りのイラストが描かれているのは山手線の高架下。隣には新しく出来た上野東京ラインの線路や新幹線の線路が並ぶ。

神田須田町、東松下町界隈を歩いて、神田東口一番街まで来る。







◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2015年6月24日水曜日

JR神田万世橋ビルとマーチエキュート神田万世橋

◎TOKYO PHOTO KANDA ; 20.6.2015

JR神田万世橋ビルとマーチエキュートは2013年にオープンした。JR神田万世橋ビルの入口には、かつての「万世橋駅」の案内プレートが建てかけられている。

1912年(明治45年)4月1日、営業を開始した万世橋駅は、相当豪華な駅舎だった。辰野金吾の設計による赤煉瓦造りで、一等・二等待合室、食堂、バー、会議室等まで備えていたという。しかし1923年(大正12年)の関東大震災で駅舎が焼失。簡素な駅舎が再建されたが、神田駅や秋葉原駅などもできたことで乗降客は減少。1943年(昭和18年)に廃駅となり、駅舎は交通博物館部分を除いて取り壊された。

「mAAch ecute(マーチエキュート) 神田万世橋」は、1階では飲食、雑貨などの常設ショップが営業。質の高い手作り品が並んでいる。神田川に面する北側にはオープンデッキが設置されている。椅子に座ってのんびり神田川を眺めたり、秋葉原の賑わいを見ているのも楽しい。





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2015年6月23日火曜日

神田の老舗街 薮そば 竹むらなど

◎TOKYO PHOTO FROM KANDA-SHINISEGAI ; 20.6.2015

神田郵便局から奥に入って行くと、長い行列のできている蕎麦屋さんがある。老舗のかんだやぶそば。1880年創業で、東京都内に複数ある「藪(やぶ)そば」の原点とされている。

一昨年2月に不慮の火災により店舗を焼失してしまった。再建されたのが昨年10月。あまりの行列の長さに並ぶのをすぐ諦めてしまった。

趣のある店構えを撮影しようと、外で若者がカメラを構えている甘味処、竹むらへ入る。隣に座る若いカップルの食べる揚げ饅頭も有名だが、店の看板メニューのあわぜんざいを頂く。せいろで蒸しあげられたというもっちりとした粟に、上品な甘さの餡がたっぷりのっかっていて絶妙な美味しさ。橋休めの山椒の実も嬉しい。中高年の女性客も多いが、若い2、3人の男性グループの客が次々に入って来るのには驚いた。

向かいには、あんこう鍋のいせ源、いせ源の並びに鶏すき焼きのぼたん、かんだやぶそばと双璧をなす神田まつやなど、神田には戦火から生き残った伝統の味を食せる店がまだまだある。




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2015年6月22日月曜日

秋葉原から昌平橋(千代田区)

◎TOKYO PHOTO FROM AKIHABARA TO SYOHEIBASHI ; 20.6.2015

週末は歩いて御茶ノ水方面へ。不忍通りを進み、不忍の池、湯島を通り過ぎると外神田。妻恋坂のあたりから、若者たちや海外からの買物客で賑わってくる。

中国人観光客の「爆買い」が話題になっているが、なるほど、大型観光バスが道路に列をなして停まっている。日本製品は質が高いからというだけでなく、日本製を買えるほどに中国の人たちの収入が上がってきたということだろう。かつて日本に勢いがあった80年代に、海外でブランド物を買い漁った日本人の姿を彷彿とさせる。

昌平橋まで来ると、ごみ運搬船が通過するところ。水道橋駅近くに千代田区清掃事務所の中継所があり、千代田区と文京区で収集された不燃ごみの一部がこの運搬船に積まれ、東京湾内にある不燃ごみ処理センターまで運ばれるという。我々もお世話になっている。

昌平橋下の水路から、排水と一緒に黒いゴミが次々に神田川に流れ込んでくる。その上をゆりかもめが飛び交う。都会の光景。




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2015年6月21日日曜日

沖縄「辺野古の海」は、いま 写真展(不忍通りふれあい館)

◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 20.6.2015

根津の不忍通りふれあい館で、沖縄「辺野古の海」はいま 出版記念写真展が開かれている。

辺野古の珊瑚の海をカメラマン25名が撮影したもの。

“海は生きている”と実感させられる力強い珊瑚の写真が並ぶ。

沖縄の人たちの“辺野古NO”の県民集会の新聞記事も張り出されている。

ひとり一人がNOを掲げる。子どもたちの未来のために!

これほどの強い意志をふみじっていいはずはない。

無関心でいてはいけないとあらためて思った。

写真展は6月23日(火)まで。




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2015年6月19日金曜日

谷根千6月 カヤバ珈琲と谷中ボッサ、東京芸大

◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 6.2015

上野桜木にあるカヤバ珈琲は、美味しいコーヒーと玉子サンドが評判でいつも賑わっている。すぐ先の谷中ボッサもこだわりのカフェで、海外からの観光客がコーヒーを飲んでいる姿をよく目にする。

東京芸大。美術学部の門の先は緑に覆われていて美しい。美術館では「ヘレン・シャルフベック―魂のまなざし」展が開催中。

ヘレン・シャルフベックはフィンランドの国民的画家。今回はフィンランド国立アテネウム美術館のコレクションを中心に代表作が一堂に会するという。開催は7月26日(日)まで。



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2015年6月18日木曜日

谷根千6月 梅雨の合間に

◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 6.2015

梅雨の時期は雨の合間をぬって、せっせと谷根千を歩く。諏訪神社や谷中墓地、寺々の多い谷根千は緑をふんだんに感じることの出来る地域で、特に諏訪神社は落ち着ける場所。

谷中墓地の東端にある渋沢栄一墓地内にある巨木。奥から20メートルくらい手前に動かす工事を行っていたが、この位置にすっかり馴染んだようだ。

想定重量70トンのタブノキを、人力だけで行う“立曳き”と呼ばれる伝統工法を用いて移植した。墓石もすっかり治まって、木々に覆われていた墓地がすっきり明るくなった。


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2015年6月17日水曜日

東京国立博物館 東洋館

◎TOKYO PHOTO TOKYO NATIONAL MYUDEUM ; 6.2015

東京国立博物館の東洋館へ。入口を入ると、右手に2.5メートル程の中国の大きな仏像が迎えてくれる。エレベーターで5階まで行って、順番に下りてくることにする。

5階、4階は朝鮮半島と中国の工芸と絵画、書跡など。水墨画には惹かれる。3階は中国の青銅器や陶磁器。2階は西アジア・エジプトの美術品。ミイラも展示されている。インド・ガンダーラ彫刻群はどれも彫りの深い整った顔立ちが印象的。一番の好みは如来立像かな。

東洋館は耐震改修工事を終えて、2013年1月にリニューアルオープンした。昭和43年の建物は谷口吉郎氏の設計。構造がやや複雑だが、東洋館マップを見ながらゆっくり巡るのも楽しい。





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2015年6月15日月曜日

国立博物館 特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─」

◎TOKYO PHOTO CHOJYUGIGATEN ; 6.2015

国立博物館の「鳥獣戯画」展を見に行った。最終日とあって大混雑。特に、教科書にも載った甲巻の展示室は、2〜3時間待ちの長い行列が出来ていたため、この部屋の見学は諦めた。

国宝「鳥獣戯画」は甲・乙・丙・丁の4巻からなる絵巻物。各巻は異なる時代、異なる人物によって描かれたとされ、誰が何の目的で描いたのかもはっきりしない謎に包まれた絵巻だとのこと。乙・丙・丁の3巻は、人垣を縫うようにそろりそろりと進みながら眺めることができた。

乙巻では牛・馬・鷹・犬・鷲などの動物から、麒麟・豹・獅子・龍などの空想上の動物なども生き生き描かれている。丙巻では、擬人化された動物が競馬や祭礼などを行っている様子も描かれている。丁巻は、人物が主体の絵巻で流鏑馬や法会の様子が素早いタッチの墨線で描かれている。

甲巻は平安時代に描かれたもので、動物を擬人化しさまざまな遊戯や儀礼に興じる様など最も知名度の高い巻。蛙と兎の相撲や、蛙と兎が猿を追いかけるシーンなど見れなかったのは残念。




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2015年6月11日木曜日

谷根千 よみせ通りわくわく大感謝祭とてづくり市

◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 24.5.2015

5月24日、よみせ通りで「わくわく大感謝祭」が行われた。「わくわく大感謝祭」は春と秋、年2回あるよみせ通り商店街のお祭りで、当日は歩行者天国になって賑わう。

チャリティーフリーマーケットや大道芸、音楽の生演奏などほか、てづくり市青空個展では、ちりめん細工や衣類、木工、陶芸などの手づくりの作品を、若い作家さんたちが販売している。シイナ防災の駐車場に特設ステージが出来て、プロ並のジャズ演奏に大いに盛り上がった。

お楽しみ広場では、カレーライス、おでん、やきそば、わたあめなど美味しいものもたくさん。ヨーヨーすくいや三角くじなど、小さな子どもからお年寄りまで楽しめるイベントだ。




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2015年6月10日水曜日

谷根千 6月 ブーゲンビリアと紫陽花

◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 6.6.2015

毎年この時期、文京区千駄木三郵便局には道端に溢れんばかりのブーゲンビリアが咲く。最初見たときに花の名前が分からず、郵便局の人に聞いて知った。
ブーゲンビリアは南国の花のイメージがある。かつて“ブーゲンビリア〜”のメロディーが印象的な歌があったが、何の歌だったろう。思い出せない。路上に真っ赤な花びらを散らして結構長い期間咲いている。
ブーゲンビリアの下で、雨粒を湛えてポストにもたれるように咲く紫陽花。ピンクにブルー、紫と色を変化させながら咲いている。こんな花の競演は、この季節の楽しみのひとつ。





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