昨晩(7/18 金)千駄木小学校で〈星空の映画会〉が行われた。映画が始まるのは19時頃からなので、夕食後、ぶらり散歩がてら立ち寄った。星空のもとで開催予定だったが、この日は雨が降るかもということで、体育館で行われた。
一学期の終了日、明日から夏休みとあって、体育館には大勢の小学生たちが集まっている。上映作品は1935年のアニメーション『一寸法師ちび助物語』(監督:瀬尾光世)と、1923年の『ロイドの巨人征服』(主演:ハロルド・ロイド)。
無声映画で、弁士は坂本頼光氏。舞台の袖で演奏しているのは、湯浅ジョウイチさん(三味線&ギター)と鈴木真紀子さん(フルート)。
ハロルド・ロイド主演の『ロイドの巨人征服』。若き大富豪で自称病弱の青年ロイドは、召使と看護婦を伴って南米の島国で療養することに。ところが島は革命紛争の真っ最中で、着いて早々3人は大騒ぎに巻き込まれることとなった…というドタバタ喜劇だが、これが抱腹絶倒。登場人物に成りきった活弁士の語りも巧みで、実に面白かった。
投獄されたロイドを助けて家来になったコロッソは、なんと見上げるような巨人。バッタバッタと素手で敵を根こそぎやっつける。子ども達も大笑い、大喜び。CG全盛のハリウッド映画顔負け。
チャップリン、キートンと並び「世界三大喜劇王」と呼ばれたハロルド・ロイドは、約200本近くの映画に出演した。多くの作品にセルロイドの丸ぶち眼鏡という独特のスタイルで登場し、この丸ぶち眼鏡を通称"ロイド眼鏡"というのは、彼にちなんでいる。
text;Hasegawa
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