2014年7月10日木曜日

荒川区尾久銀座商店街

◎TOKYO PHOTO FROM TABATA TO OGU 6.7.2014









◎text
前日夜の「腹ペコ!なでしこグルメ旅」(テレビ東京)で、尾久銀座商店街特集をやっていた。大食いの女子達が餃子やチキンなどを食べまくるという番組。尾久まで歩いても30分ほどで行けるので、週末さっそく出かけた。

田端駅を通り抜け明治通りを渡って、東尾久の尾久(おぐ)銀座商店街に入る。「尾久」を地元では「おぐ」と呼ぶ。尾久駅の駅名が「おく」なので、地名もそうだと思っていたら、荒川区の広報によれば、「当時の国鉄(年代上は鉄道省)が、駅名を決める際、『おぐ』は訛りだと思い、『おく』にしてしまった」のだそうだ。

尾久銀座商店街の入口、創業50年という老舗のうなぎ屋「うなぎ坂田」で昼食を頂く。鯉ごくが付いたうな丼は1,200円。とろろと茶碗蒸しが付いた「あらかわ満点うなとろ丼セット」は女子栄養短大が考案したメニューで、1,400円。良心的な価格でバッチリ美味しい。女将さんの実家は千住で250年続く鰻の問屋さんで、そこから国産の鰻を仕入れているとのこと。かつてこの界隈は、工場の労働者が多かったため、少し甘辛い味のタレが好まれたという。

大満足して商店街を歩く。グルメ旅でタレント達が訪れた餃子の「丸栄食品」、チキンせんべいやささみ磯巻きなどの加工品が並ぶ「池田商店」、手作りさつまあげやおでん種の「九州屋」など、手作り惣菜の店からは美味しそうな匂いが立ちのぼる。

九州屋さんのおでん屋台の脇から、ぶどうのつるが長く長く伸びている。電線を這うように隣の店、その隣の店と数軒先のパチンコ店の前まで来ている。この先どこまで伸びるのだろうか。たわわに実ったぶどうは誰が穫って食べるのだろうか。

地域に密着した70店舗近くの店がずらりと並ぶ尾久銀座商店街。シャッターが閉まったままの店も所々に見られるが、祭りや福引きセール、ふれあい夕市など様々なイベントを通して、活気ある街づくりに取り組んでいる。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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