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日比谷方面からJR高架下へ。有楽町と新橋間の高架下は飲食店がびっしり連なる。店が入り組んでいて横丁があちこちに出来ている。
有楽町産直飲食店街とある看板の下には、北海道函館で生産から販売まで一貫して手がける小澤牧場「牛◯」、沼津港より直送される新鮮な魚介類が食べられる「魚◯本店」、阿蘇山系で飼育された新鮮な馬肉が評判の「馬かばい」など、地方の美味しい食材を使った飲食店が並び、サラリーマンたちに喜ばれている。
高架をくぐって銀座方面に出ると、すぐに泰明小学校がある。1878年（明治11年）創立で、現在の校舎は関東大震災によって焼失した木造校舎に代わり、1929年（昭和4年）に鉄筋コンクリート造3階建校舎として再建されたもの。第二次世界大戦の東京大空襲の爆撃にも耐え抜いた堅牢なつくりをしている。
狭い敷地でありながらも、緑を伴うアーチ型の開口を有する塀や“フランス門”と呼ばれる瀟洒なデザインの門扉、連なる3階の半円形の窓、講堂の曲線の壁面などが特徴で、夏にはツタの絡まる校舎の外壁も瀟洒な雰囲気を醸し出すという。平成２１年には経済産業省より「近代産業遺産」に指定され歴史的な建造物としても高く評価されている。
泰明小学校と、隣接する数寄屋橋公園の向かいが現在工事中。モザイク銀座阪急の跡地に、（仮称）銀座五丁目計画 が進んでいて、2016年1月に地上11階、地下5階の店舗ビルが完成予定とのこと。
数寄屋橋公園はかつて外堀にかかる数寄屋橋があったところで、埋め立てられて公園となった。戦後、ラジオドラマ『君の名は』で全国的に有名になったところ。公園内にある太陽の塔そっくりの時計台は、岡本太郎作「若い時計台」。公園の隅に喫煙場所があって、煙がモウモウと立ちこめている。東京高速道路に架かる『新数寄屋橋』陸橋をくぐると、JR高架線上に新幹線が勢いよく走りぬけていった。
◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編（漂流する東京）
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photo ; Utsunomiya
text；Hasegawa
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