2016年3月14日月曜日

田端文士村から尾久本町通りへ

◎TOKYO PHOTO FROM TABATA TO OGU ; 12.3.2016

田端駅前に建つ高層ビル・アスカタワーの中に田端文士村記念館はある。田端といえば文士村といわれる程、かつては多くの作家や画家、陶芸家などの芸術家たちが暮らした。記念館でしばし、文化の香りに触れる。

作家では、芥川龍之介と室生犀星を中心に、萩原朔太郎、菊池寛、堀辰雄、佐多稲子などが。また、小杉放庵(画家)、板谷波山(陶芸家)、吉田三郎(彫塑家)、香取秀真(鋳金家)、山本鼎(画家・版画家)なども田端に移り住んで、画家を中心とした“ポプラ倶楽部”という社交の場も作られた。ポプラ倶楽部跡はいまは田端保育園になっている。

芥川龍之介は、1914年(大正3)に田端に転入し、没年の1927年(昭和2)までの13年間を田端の地で過ごした。芥川龍之介旧居跡は、現在はワンルームマンションになっていて、看板が建っているのみ。時代の流れとはいえ、もう少し風情を残せなかったものか。

田端操車場に停まる新幹線の車両を横目に、新田端大橋を渡る。明治通りを越えて、小台大通りを右折して、尾久本町通りに入る。しばらく行くと「はっぴいもーる熊野前商店街」と「おぐぎんざ商店街」の中間点に出た。






◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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