2013年7月5日金曜日

梅雨の富士見坂、諏方神社から谷中

◎TOKYO PHOTO NISHINIPORI-SUWAJINJYA,YANAKA ; 16.6.2013









◎text
梅雨の時期の谷中界隈。木々や草花がしっとりとして、神社や路地も趣がある。坂にそって赤煉瓦が続く富士見坂。富士見坂と名の付く坂の中で都心部では唯一、富士山が見えた坂であったが、文京区千駄木3丁目に建設中のマンションによって富士山は姿を隠してしまった。奇しくも富士山が世界文化遺産に登録されたのと時を同じくする。富士山の眺望を守るために、多くの人が国や都や区に働きかけたのに…残念。

また、最近富士見坂から右折し2軒目にあった古い民家が壊されて駐車場になった。格子戸の窓枠や下見張りの外壁、軒先の鉢植えの草花が目に浮かぶ。

諏訪神社も雨にぬれている。諏訪神社の中を通り抜けて裏の線路側に出ると、鳥居から線路に沿って下る坂があり、これが地蔵坂。坂沿いには梅雨の時期は紫陽花が咲く。諏訪神社から線路沿いの眺めもいい。JRの山手線、京浜東北線、高崎線、宇都宮線、常磐線、また京成線や日暮里・舎人ライナーなど、夕刻になるとひっきりなしに電車が行き交う。

隣の浄光寺や養福寺などをのぞく。六地蔵も雨にぬれる。諏訪道沿いを歩きながら夕焼けだんだん、七面坂へ。梅雨の時期でもかき氷専門店・ひみつ堂の前には若い女性が並んでいる。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2013年7月4日木曜日

京成船橋駅周辺の繁華街(番外編)

◎TOKYO PHOTO KEISEI-FUNABASHI ; 22.6.2013








◎text
海老川水門から湊町を抜けて市内に戻る。駅周辺は大手百貨店やスーパーやショッピングモールなどの他に、飲食店や風俗店が入る雑居ビルやパチンコ店が密集し、夜の歓楽街といった裏道があちこちにある。古い民家に総菜屋さんと携帯ショップが同居しているのも珍しい。携帯ショップには多くの人が出入りしている。ビルを壊した空き地を駐車場にしているケースも目立ち、あちこちが虫食い状態。

仲通り商店会は駅前通りと東通り(山口横丁)をつなぐ路地にあり、老舗の飲食店や居酒屋、ラーメン屋さんなどが混在しながら建ち並んでいる。

本町通り沿いには新しいビルやマンションの間に、いまも昔ながらの老舗がある。この通りは江戸時代には宿場町として栄えたという。大正時代の建築という和菓子店の「広瀬直船堂」と、向かいにある「森田呉服店」は当時の面影を残していて貴重。

船橋市は千葉市に次いで千葉県では人口第2位の中核市。現在は人口60万人を超えるという。都心に近く、交通の便も良い。市の北部は都市農業の生産地として、にんじん、ほうれんそう、ねぎ、小松菜などが栽培されている。南部の東京湾には船橋漁港と貴重な干潟「三番瀬」が広がっていて、いつでも自然に触れることができる。

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2013年7月3日水曜日

船橋市湊町 海老川水門と漁港(番外編)

◎TOKYO PHOTO FUNABASHI-MINATOMACHI ; 22.6.2013











◎text
海老川に沿って下り京葉道路をくぐった先は漁港になっている。住所は湊町一丁目。水門の内側の港では小さな漁船が並んでいて、たくさんの親子が桟橋で釣り糸を垂れている。漁港に架かる湊橋の手前に、テント風サーカスハウスのような円形のトイレがあった。

湊橋を渡って海老川水門へ。海老川水門の上は自転車と歩行者用通路で渡ることができる。対岸の浜町には船橋港親水公園やららぽーとTOKYO-BAY、船橋競馬場などがある。かつて船橋ヘルスセンターのあった地にららぽーとができたのは昭和56年。三井不動産が初めて手掛けたショッピングセンターだという。秋に新たに西館がオープンするとのことで、工事中のシートで覆われていた。手前の船橋港親水公園では7月31日に花火大会も予定されている。

海老川は、かつて川の左右の本町や宮本町に床上浸水の被害を繰り返し起したという。海老川水門が昭和41年に設置されてからは、潮位に合わせて水門の開閉や大型ポンプ2基を使って内側の河川水を水門外に排出するなど、24時間態勢で河口の水位を管理している。3月11日の東日本大震災時にも、水門管理事務所の職員が津波に備えて直ちに水門を閉鎖したことで、津波被害を未然に防いだという。

船橋市湊町小学校の脇を通って、船橋湊町市場前まで来る。営業は午前中だけで、残念ながらシャッターが閉まっていた。伝言板には手作りの味わいのある案内が貼られていた。

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photo ; Utsunomiya
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2013年7月2日火曜日

千葉県船橋市 海老川と海老川に架かる橋(番外編)

◎TOKYO PHOTO FUNABASHI-MINATOMACHI ; 22.6.2013










◎text
船橋市内を散策する。京成船橋駅から南のアーケードのある商店街を抜け、スクエア21のある交差点を右折する。市立図書館の前を通って本町通りをしばらく進むと海老川に出る。ここに架かる橋が海老川橋。別名「長寿の橋」とも呼ばれている。欄干には「船橋地名発祥の地」と記されたプレートと説明文、120歳で亡くなったとされる故・泉重千代さんの手形もある。

海老川には13の橋が架かっていて、それぞれにレリーフや彫刻が施されていて見る人を楽しませてくれるという。海老川橋以南は八千代橋、船橋橋とあって、網を干している小屋や釣り船が浮かび徐々に漁師町らしい光景が見えてくる。

川沿いの物置小屋に「湊町八剱(やつるぎ)神社本祭り」のポスターが貼られていた。八剱神社例大祭は3年に1度「本祭り」が行われ今年がその年にあたる。「漁師町の天王様」として伝わる夏祭りで、7月12日から4日間にわたって神輿渡御・各町会の山車巡業(花流し)が行われるという。

京葉道路が頭上を走り、その下では釣り人が糸を垂れていた。すぐ脇に住宅が建っているような密集地のためか、防音壁はドーム状にすっぽり覆われていて、車の走る音はほとんど聞こえてこない。その向こうには海老川水門が見えている。

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2013年7月1日月曜日

京成船橋駅界隈(番外編)

◎TOKYO PHOTO KEISEI-FUNABASHI ; 22.6.2013












◎text
休日にふと思い立って船橋まで出かけた。なぜ船橋かというと、たまたま日本テレビの「途中下車の旅」で京成線特集をやっていたから。日暮里から京成本線特急成田空港行に乗ると、30分もかからずに京成船橋駅に着いた。

2006年に線路が高架化されたということでホームは比較的新しく、改札を出ると「ネクスト船橋」のショッピング街に出る。さらに隣の「船橋フェイスビル」とペデストリアンデッキを抜けるとJR船橋駅が見える。2003年4月にオープンした「船橋フェイスビル」は、JR、東武野田線と京成電鉄をつないでいる14階建てで、階ごとに商業ゾーン・公共公益ゾーン・オフィスゾーンと区分された多目的ビル。5階は市役所の出先機関、6階には船橋市民文化創造館きららホールがある。この日は翌日の船橋市長選を控え混雑していた。

JR船橋駅と東武野田線は東武百貨店に直結していて、北側にはバスターミナルとイトーヨーカドーがあり、南側の京成本線との間には船橋フェイスビルのほかに西武百貨店や船橋ロフトなどの大型店舗が揃っている。京成船橋駅の駅前はパチンコ店や、大手チェーンの居酒屋やカラオケ、ドンキホーテなどの店舗が入る商業ビルなどもあり、新旧の店舗が軒を連ねる古くからのアーケード街。路地に入ると、ラーメン店や居酒屋などが所狭しと並ぶ。

南口のアーケード街を抜けたところにハローワークの入る船橋スクエア21ビルがある。その隣の市民文化ホール前広場には、昭和10年7月から1年3カ月あまりを船橋で暮らしたという太宰治の文学碑と、ゆかりの夾竹桃(きょうちくとう)がピンクの花をつけていた。太宰が船橋市宮本1丁目の借家に植えたものを、その地が整備されるにあたり植え替えられたものとのこと。

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