2015年10月31日土曜日

キューポラのある街(川口市)番外編 鎌倉橋の碑から荒川大橋

◎TOKYO PHOTO ; KAWAGUCHI 12.10.2015

荒川の土手に程近い場所に、鎌倉橋の碑がある。碑文によれば、実際の鎌倉橋はここから南へ約120メートルあたりにあったということだが、川口市舟戸町と東京都北区岩淵を結んだ渡しだったという。古の時代に義経が奥州平泉から鎌倉へ馳せ参じたときに、ここを通ったと伝えられている。母子の像もあった。

いよいよ新荒川大橋。長い橋だが歩道が以外に狭い。自転車が引っ切り無しに通るので注意しながら歩く。川口側の橋の下にはゴルフ練習場がある。55階建ての超高層マンション・エルザタワー55とが周囲を圧倒している。

東京都側の荒川河川敷緑地ではこの日、何かのイベントがあったのか多くの人で賑わっていた。荒川、新河岸川を越えて川口市を振り返ると、タワーマンションがニョキニョキ。鋳物工場に変わって、多くのマンションが建った都心のベッドタウンとしての川口市の姿を目の当たりにする。








◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2015年10月30日金曜日

キューポラのある街(川口市)番外編 駅東口の樹モールから荒川土手へ

◎TOKYO PHOTO ; KAWAGUCHI 12.10.2015

川口駅東口の樹(じゅ)モールはレンガ道路と街路樹の活気溢れる商店街になっている。飲食店も多いのでどこでランチタイムにしようか迷ってしまうほど。

街の所々に、ユニークなオブジェが置かれているのもキューポラの街ならでは。ドンキホーテの時計台は、そごうデパートとかわぐちキャスティの間を入っていくとあり、小さな小さな広場になっている。周辺には大型のマンションやショッピングセンターなどもあり、賑わうのもうなずける。

キュポラビル横の善光寺通りを歩いて荒川方向に。こちらも大型マンションが建ち並んでいて、通りとしては味気ない。善光寺の手前、地図上では鋳造工場名が書かれているが、今は分譲住宅地に変わっているのも寂しい。

荒川土手の上には舟戸小学校、舟戸幼稚園、南中学校が並んで建っている。吉永小百合の主演映画『キューポラのある街』の舞台ともなった学校とのこと。もちろん新しくなってはいるが。







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2015年10月28日水曜日

キューポラのある街(川口市)番外編 古い鋳物工場など

◎TOKYO PHOTO ; KAWAGUCHI 12.10.2015

川口駅前のキュポ・ラビルで観光マップをもらって、東口コースを歩くことに。本町大通りを右折して川口神社の方向に進む。川口神社ではこの日、可愛らしい七五三の着物姿に出会った。

南下して、金山町にある旧鋳物問屋鍋平別邸に。ここでキューポラで賑わった頃の面影を見つけることが出来るかと思ったが、今は市の母子・父子福祉センターになっていて、休日で門が閉ざされていた。

町内を歩くと、古い鋳物工場が残っていて、そこだけは時間が止まったような歴史を感じさせてくれる場所。お昼になってしまったので、駅前の商店街にもどることにした。





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2015年10月27日火曜日

キューポラのある街 川口駅前のデッキの上から

◎TOKYO PHOTO ; KAWAGUCHI 12.10.2015

JR京浜東北線で川口駅へ。駅東口のペデストリアンデッキ上から周囲を眺めると、正面にはSOGOデパート、右手には2006年に建てられたキュポ・ラビルがある。

キュポ・ラビルを見上げると5、6階の川口市立中央図書館の文字が目立つ。図書館からの眺めもかなりよい。反対側の駅西口にはLILIA(川口総合文化センター)のビルとリリアパークの緑、タワーマンション群が広がっている。

リリアパーク(川口西公園)は、小さな子どもを安心して遊ばせることのできる緑と水に溢れた公園だ。花と彫刻の広場や遊びの広場、イベント広場などがありゆったり過ごすことができる。都心のベッドタウンとして利便性もよいため、人口増は続いているようだ。







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2015年10月26日月曜日

「我が国の安全保障」講演者:藤原帰一(東京大学講演会)

◎TOKYO PHOTO ; 25.10.2015

昨日、10月25日(日)午後2時30分から、東京大学本郷キャンパス法学部31教室で、藤原帰一氏による講演会が開催された。テーマは今もっともタイムリーな『我が国の安全保障 現状と認識』について。入場無料で誰でも聴けるとあって、学生ばかりでなく市民の参加も目立った。

安保法制が可決されて1ヵ月。憲法や立憲主義をないがしろにする現政権のやりかたに強い怒りを覚えていた。国際政治の専門家がこの現状をどう認識しているのか、そして安全保障政策はどうあるべきと考えているのか、興味を持って話を伺った。

講演のなかで、自民党政権の安全保障政策を時代を追って言及している点は興味深かった。敗戦後、吉田茂のとった“吉田ドクトリン”では、国力の全てを第二次世界大戦後の経済復興に充て、その間の国防をアメリカに担ってもらうという考え方をとった。その後、1977年の福田赳夫首相の“福田ドクトリン”では、復興した日本が、経済外交によって東南アジアへの影響力拡大をはかった。ODA(政府開発援助)が、日本の戦後賠償の意味合いを持っているという指摘もなるほどと思った。

そして現在、“安倍ドクトリン”では、西側同盟の一員であることを誇示し、軍事・経済両面で台頭する中国への対抗意識をあらわにしている。安保法制への前のめりな強行姿勢もその延長にあるようだ。多くの日本人は、安保法案成立によって、“アメリカの戦争に巻き込まれる”ことを懸念しているが、オバマ政権にとっては、日本が中国に対して仕掛けた紛争に巻き込まれることを、むしろ危惧しているとの説明があった。

日本の対中関係と日米同盟、また、現在最も懸念されているシリア情勢などにも触れた。氏は現実的に軍事力を行使しなければ解決しない問題があることも指摘している。その際、空爆などの最も愚かな方法は使わず、従来から国連が進めてきた方法に戻るべきだと言う。大切なことは一般市民や難民の安全を確保すること、彼らが安全な場所に移動できる手段を確保すること。そして何より、軍事力を使わず国際紛争を解決するためのギリギリの交渉が求められると指摘する。

それぞれの国によって見方が代わり、また同じ国の中でも多くの点で政策や考え方が分かれている。国際紛争の解決には、複雑に絡まった糸をひとつひとつ解きほぐしていく膨大なエネルギーが必要だと思う。

マスコミから流される情報ばかりに振り回されず、多角的視点から安全保障について考えていかなければならないと感じた。


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埼玉県川口市 キューポラのある街の駅前

◎TOKYO PHOTO ; KAWAGUCHI 12.10.2015

JR京浜東北線で荒川を越えて川口市までやってきた。川口市は、1962年公開の映画「キューポラのある街」(吉永小百合主演)の舞台となった場所。当時、川口は鋳物の街としてキュポラ(鉄の溶解炉)が多く見られたという。

駅東口のキュポ・ラ広場には、溶解炉の煙突部がモチーフのモニュメントと、「働く喜び」と名付けられた鋳物職人の銅像があった。

駅東口の再開発ビル「キュポ・ラ」の5・6階は中央図書館になっている。眺めが良く気持ちいい図書館で、ここから下の広場を見るとこの日、太極拳のイベントが行われていた。






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2015年10月24日土曜日

谷根千からみた日の出と東京スカイツリー

◎TOKYO PHOTO YANAKA-NEZU-SENDAGI ; 22.10.2015

早朝に部屋のカーテンを開けると、一面の朝焼けが美しく、薄雲の間から太陽がくっきり姿を見せていた。もう6時を過ぎている時間なのに、この日は曇りがちで暗い。

谷中の街並みと東京スカイツリーがうっすらと浮かびあがる。太陽の左手のマンションは鶯谷のタワーマンション。早い人はそろそろ活動に入る時間。



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2015年10月22日木曜日

東京オペラシティで演奏会の前に

◎TOKYO PHOTO FROM SHINJYUKU TO OPERACITY ; 6.10.2015

東京オペラシティで、“アジアオーケストラウィーク2015”が行われた日。演奏会の前に、オペラシティの中を廻る。

コンサートホールへは、広々した屋根付き大階段「ガレリア」から出入りする。このゆったりした空間は、音楽に浸るための導入としてはかなりいい。休憩は吹き抜けの円形屋外広場《サンクンガーデン》で。石で積まれたアートワークに巨人のモニュメントで演出された異空間。エレベーターで53階、54階の展望レストランフロアに上がると、どこかの団体の立食パーティの最中だった。

この日は韓国のテジョン・フィルハーモニック管弦楽団によるチャイコフスキーを聴いた。ヴァイオリンは1988年韓国生まれのキム・ダミ。2012年エリザベート王妃国際コンクールのファイナリストでヨアヒム国際コンクール第1位。パガニーニ国際コンクールでも第2位と注目の若手ヴァイオリニスト。あの名曲チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を伸びやかに演奏し、澄み切った音色に魅了された。

最後はチャイコフスキーの交響曲5番。指揮のグム・ノサンは、白い髪を振り乱して力強くタクトを振る姿が若い頃の小沢征爾のよう。素晴らしい演奏に、会場はブラボーと割れんばかりの大拍手。音楽の力に堪能の一晩だった。




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2015年10月20日火曜日

新宿駅南口から東京オペラシティ(初台)へ

◎TOKYO PHOTO FROM SHINJYUKU TO OPERACITY ; 6.10.2015

夕刻の新宿駅南口。甲州街道の上に跨がる通路から撮影。新宿駅は一日の利用者数が世界一多く、ギネス世界記録にも認定されている。

その新宿駅南口で大規模な工事が進んでいる。JRの線路をまたぐようにして人工地盤を設け、高速バスターミナルやタクシー乗り場を整備するもので、来年(2016年)春には完成するらしい。また商業施設の入る高層ビルも建設予定とのこと。

賑やかな人の流れに逆らわないように進んで、文化女子大の前に。東京オペラシティまで向かう。


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