2015年11月28日土曜日

入谷から金曽木小学校、根岸柳通り

◎TOKYO PHOTO FROM YANESEN TO NEGISHI ; 11.2015

入谷に出て、寒い日だったので老舗の蕎麦屋さんでカレーうどんを頂いた。ふ〜温まる。三島神社、金曽木小学校、下根岸稲荷神社を通って路地を抜けて、また根岸柳通りへぐるりと。

金曽木小学校は開校110年を超える伝統ある小学校。校舎壁面に絡まる蔦がその歴史を物語っている。下町らしい風格がある。

根岸柳通りまで来ると、高層マンション建設反対のポスターがあちこちに掲示されている。大手業者はここでも近隣住民との話し合いや歩み寄りの姿勢をみせないらしい。

谷中のよみせ通り沿いにもマンション建設反対の運動が起きている以前は地域のシンボル「ノコギリ屋根」があった。ここに9階建てのマンションは不釣り合い。谷根千の風情が失われるその予兆となるような…。






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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2015年11月27日金曜日

根岸小学校脇の庚申塚

◎TOKYO PHOTO FROM YANESEN TO NEGISHI ; 11.2015

台東区根岸にある根岸小学校脇には庚申塚がある。近所の人が掃除や花を欠かさないのだろう。綺麗になっている。「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿がなぜここに?

この日小学校に併設されている根津幼稚園でバザーが行われていたので、ちょっと覗いた。狭い庭にも校舎にも可愛らしい子ども達が大勢。都会は子どもが多いな〜。

浅草、酉の市のポスターがあちこちに。29日(日)は三の酉で今年の最後。ちょうど日曜日なので鷲神社は大混雑になることだろう。




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2015年11月24日火曜日

谷根千の路地を抜けて上野桜木へ

◎TOKYO PHOTO FROM YANESEN TO NEGISHI ; 11.2015

千駄木の路地にある家の窓辺、11月になってもまだ琉球アサガオが咲いている。根津の路地にはまた新しいTAKE OUTのピザ屋さんが出来ている。千駄木・根津の路地を抜けて、言問通りの坂を上って鶯谷駅方向へ。

上野桜木の寛永寺の入口にある美味しいお豆腐さんは、伝統の味、手作りとの看板の藤屋さん。大正3年創業以来、良質の井戸水を使って本ニガリで作るお豆腐、厚揚げなど、どれも懐かしい味がして美味。




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2015年11月23日月曜日

江東区 江戸深川資料館

◎TOKYO PHOTO FROM LAYABACHO TO MONZENNAKAMACHI ; 30.10.2015

江東区の江戸深川資料館へ。この日、地階では「江東区伝統工芸展」が行われていた。木工、漆工、染織り、金工、帯、あめ細工、簾やべっ甲など伝統技術作品が展示され、実演もされ、即売も行われている。長い年月を経てなお受継がれてきた手仕事の美しさを見せてもらった。

資料展示室には、地下1階から地上2階までの吹き抜け空間に、江戸時代の深川の町並みや庶民の生活ぶりが再現されている。八百屋、米屋、船宿、庶民が住んでいた長屋までが建ち並び、家の中の生活用品も一つ一つも凝った作りになっている。今のような便利な用品は何もなく必要最低限の物で暮らしていた当時を見る事ができる。

資料館の入り口すぐに、江東区にゆかりのある力士、第48代横綱大鵬顕彰コーナーが等身大のパネルとともにある。大鵬が起こした大鵬部屋は現在、大嶽部屋となっている。2010年に大鵬の直弟子に当たる大竜が、大嶽を襲名して大鵬部屋を継承した。江東区と隣の墨田区を合わせると、全相撲部屋の半分近くが集まっている。

江戸深川資料館、子ども連れから若いカップル、年配者まで年代を問わず楽しめる場所。なかなか面白い。








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2015年11月22日日曜日

サントリーホールでの演奏会 フランクフルト放送交響楽団とアリス=紗良・オット

11月18日(水)、サントリーホールで豪華で贅沢な演奏会を聴いた。アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮のフランクフルト放送交響楽団とピアニストはアリス=紗良・オット。曲はグリンカ:オペラ『ルスランとリュドミラ』序曲、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23、ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14。

指揮者のアンドレス・オロスコ=エストラーダは、コロンビア生まれの37歳。これまでにヨーロッパの名だたる交響楽団と共演し、2014年にフランクフルト放送交響楽団、ヒューストン交響楽団の音楽監督に就任した。今シーズンよりロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者にも就任した注目の若手指揮者。若々しく情熱的な振りも素敵だが、歴史と実力、実績のある楽団員と一体となって、最高の演奏を聴かせてくれた。

フランクフルト放送交響楽団は、ドイツの歴史と伝統あるオーケストラのひとつ。弦楽器の音色の豊かさはもちろんのこと、管楽器の質の高さにも定評がある。ベルリオーズの幻想交響曲では、あまりの心地よい響きに至福のひと時…。

ドイツ人と日本人の両親をもつピアニスト、アリス=紗良・オットは真っ赤なドレスと素足で壇上に現れ、活き活きとした演奏を披露してくれた。ハードな曲を全身で弾ききって、魚が飛び跳ねるようにひょいひょいと壇上を後にした。何と新鮮!

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2015年11月20日金曜日

清澄通りから深川江戸資料館通りへ

◎TOKYO PHOTO FROM LAYABACHO TO MONZENNAKAMACHI ; 30.10.2015

清澄庭園に沿ってある長屋風建物が面白い。全戸が間口二間半、1階が店舗で2階が住宅という構造の40戸以上の建物が、清澄通りを南北に約250メートルと建ち並んでいる。

関東大震災の復興事業の一つとして東京市が昭和3年(1928年)に建てたものというから、既に90年近い年月が経つ。取り壊さずに大切に住み続けてほしいものだ。

信号を右折して、ケヤキ並木の続く深川資料館通り商店街に入る。すぐ右手にある江戸みやげ屋さんは、テレビで深川観光案内に紹介されるカツラの名物おじさんがいる。あさりご飯や佃煮は深川名物。

界隈には霊巌寺、正覚院、長専寺、歴史ある寺社仏閣も多い。浄土宗寺院の長専院は不動寺と号し、深川の出世不動尊として親しまれているとのこと。この日は若いカップルの姿が目立った。






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2015年11月19日木曜日

清澄庭園内の深川図書館

◎TOKYO PHOTO FROM LAYABACHO TO MONZENNAKAMACHI ; 30.10.2015

門前仲町駅から大横川に向かって進み、大横川に架かる石島橋のほど近くに牡丹園の看板があった。この界隈、地名が江東区牡丹。江戸末期から明治時代に、牡丹を栽培して商っていたらしい。牡丹園は5月上旬頃には50種、359株のボタンが見事に咲くという。

清澄通りを進んで清澄庭園までやって来た。庭園内にある深川図書館の荘厳さにはびっくり。この図書館は明治42年に東京市立図書館として設立された。 その後、昭和25年に江東区に移管され、以降は区立図書館となったという建物。中は改装されきれいになっているが、歴史を感じさせてくれる落ちついた佇まい。

図書館の向かいに、壁面を蔦が這うオシャレなビルが建っている。衣料や生活雑貨の製造・販売を手掛けるヨーガンレールという会社とのこと。





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2015年11月18日水曜日

門前仲町の富岡八幡宮

◎TOKYO PHOTO FROM LAYABACHO TO MONZENNAKAMACHI ; 30.10.2015

門前仲町の深川不動尊からすぐ近くにある富岡八幡宮へ。この日は七五三の親子連れで賑わっていた。

八幡宮に入って左手、神輿庫には一の宮神輿と二の宮神輿が展示されている。一の宮神輿は日本最大の神輿だというが、あまりの大きさに1991年(平成3年)に初渡御が行われただけだという。装飾も素晴らしく、鳳凰の胸には7カラットのダイヤ、目には4カラットのダイヤ、鶏冠は2,010個のルビー、その他の場所にもダイヤやプラチナ、金、銀がちりばめられていて、桁違いの豪華さ。神輿の脇に奉納者、佐川急便の会長の名が。

境内には伊能忠敬翁の銅像が。江戸時代後期の測量家・伊能忠敬翁は現在の門前仲町一丁目に住んで、足掛け17年かけて日本国中を測量してまわり、初めて実測による日本地図を完成させた。

また富岡八幡宮は江戸勧進相撲発祥の地ということで、大関力士碑、横綱力士碑や人力士手形足形碑などもある。






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2015年11月17日火曜日

ダニール・トリフォノフのピアノリサイタル

 ◎TOKYO PHOTO FROM LAYABACHO TO MONZENNAKAMACHI ; 29.10.2015

10月29日(木)、19時から東京オペラシティコンサートホールでダニール・トリフォノフのリサイタルを聴いた。
曲目
バッハ/ブラームス:左手のためのシャコンヌ
シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 第1巻
休憩の後
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第1番 ニ短調

トリフォノフは1991年生まれの23歳。ロシアの若手ピアニストで、2010年のショパン・コンクールで第3位入賞。2011年にはルービンシュタイン国際コンクールで第1位。同じ年にチャイコフスキー国際コンクールでも第1位かつ、全部門のグランプリに輝いたという見事な経歴の持ち主。

舞台に現れたトリフォノフはスリムな体型で表情はまだ純粋な少年のよう。しかし、溢れんばかりの感情のこもった豊かで透明な音、卓抜した技巧、その音楽性に、一瞬にして鷲掴みにされた。言葉もない。ただただ、幸せな時間を過ごせたことに感謝!。

アンコールには、スクリャービン:左手のためのプレリュードOp.9-1、トリフォノフ:ピアノ・ソナタより第3楽章、シュトラウス(トリフォノフ編):喜歌劇「こうもり」序曲の3曲も。アンコール?という程の熱のこもった演奏に観客は大興奮。最後の「こうもり」序曲では、一体何本の指で弾いているの?というほどのアクロバティックの演奏に会場は割れんばかりの拍手が鳴り止まなかった。

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門前仲町の街並みと深川不動尊

◎TOKYO PHOTO FROM LAYABACHO TO MONZENNAKAMACHI ; 30.10.2015

永代橋を渡って門前仲町方面に進むと、福島橋の手前にかなり年代が経っている中華そば屋さんを見つけた。コカコーラと店名が一緒になった看板も。店内に入りきらない人はこちらで…といった感じにテーブルと椅子も用意されている。

小さな運河は「大島川西支川」。大川端リバーサイドのタワーマンション群と対照的に、この辺りには下町の風情が残っている。

広々した永代通りに沿って歩く。「深川谷やんラーメン本店」や「日本再生酒場」などの看板。こちらもレトロ。

参道を進んで成田山の東京別院である深川不動尊へ。七五三の子ども連れや参拝客で賑わっていた。









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2015年11月15日日曜日

茅場町から永代橋へ

◎TOKYO PHOTO FROM LAYABACHO TO MONZENNAKAMACHI ; 30.10.2015

週末に、地下鉄東西線の茅場町駅から門前仲町方面に出かけた。茅場町駅からすぐの所に亀島川があって霊岸橋が架かる。日本橋川方面には水門がドーンと圧倒している。

霊岸橋の先は現在は中央区新川一丁目、二丁目。江戸時代には、霊岸島(霊厳島)と呼ばれていた。江戸初期に八丁堀先の東方海上を埋め立て、雄誉霊巌上人がこの地に霊巌寺を建立したことにはじまるとは中央区の案内。

さらに進むと隅田川には堂々とした永代橋が架かる。永代橋は過去に史上最悪の落橋事故を起こしている。文化4年、江戸幕府の第11代将軍・徳川家斉の世。深川富岡八幡祭礼の際に群衆の重圧で落下し、死者は1400人を超えたとも伝えられている。

南方を見ると月島の大川端リバーシティのタワーマンション群が。隅田川と高層マンションの写真で良く目にする。この光景は都内のウォーターフロントの中で最も現代的と言えるだろう。橋の下に観光船が近づいてきた。







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