2014年9月5日金曜日

湯島聖堂 昌平坂学問所

◎TOKYO PHOTO YUSHIMASEIDO ; 31.8.2014









◎text
湯島聖堂に入る。仰高門をくぐった先に、5メートルもある孔子銅像が見えてくる。手前には楷(かい)の巨木が鬱蒼と繁り、厳かな雰囲気。1975年(昭和50年)に中華民国台北ライオンズクラブから寄贈されたもので、孔子像としては世界最大とのこと。

湯島聖堂は、もと上野忍ヶ岡にあった幕府儒臣・林羅山の邸内に設けられた孔子廟(先聖殿)を元禄3年(1690)、五代将軍綱吉がここに移し、先聖殿を大成殿と改称して孔子廟の規模を拡大・整頓し、官学の府としたのが始まりだという。

その後、およそ100年を経た寛政9年(1797)、幕府直轄学校として「昌平坂学問所」が開設された。これは「昌平黌(しょうへいこう)」とも呼ばれる。「昌平」とは、孔子が生まれた村の名前で、そこからとって「孔子の諸説、儒学を教える学校」の名前とし、それがこの地の地名にもなった。

明治以降、湯島聖堂の構内には文部省、国立博物館、東京師範学校やその附属学校、東京女子師範学校などが設置された。大正12年の関東大震災でほぼ焼失したため、現在の建物は昭和10年に再建されたという。

入徳門から入り石段を上って、杏壇門の先に威厳にみちた大成殿はあった。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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