2014年3月31日月曜日

尾竹橋(足立区)から町屋を通って西日暮里(荒川区)

◎TOKYO PHOTO FROM OTAKEBRIDGE TO NISHINIPPORI 8.3.2014









◎text
北千住界隈を一日散策しての帰り道。隅田川に架かる尾竹橋は、荒川区町屋と足立区千住桜木を結ぶ。橋の向こうに見えるのはドンキホーテ町屋店。コジマ電気の跡地に2011年にオープンした。尾竹橋の上から西側には、ゆったり流れる隅田川と夕日が眩しい。

都電荒川線の町屋駅前は、夕刻の買物客や帰りの人で混雑している。町屋駅前銀座商店街にある手作りのかき餅や黒糖どら焼きが評判の和菓子屋の「乃ん喜庵」さん。店先に干された餅の入った木箱が、創業80年という店の歴史を物語る風格がある。

荒川5丁目を京成本線に沿って進み、明治通りに交差した新三河島駅前に出る。ここから冠新道商興会に入る。全長約600mもある下町の商店街で青果店、スーパー、惣菜店や銀行など生活に密着した店が並んでいる。

冠新道の名前は、新道の建設に際して土地を提供した地権者の名前を取ったものだとか。明かりの点った夕暮れの商店街はひと通りも少なく、昭和の雰囲気を醸し出している。

西日暮里6丁目交差点で、今度は尾久橋通りを進んで西日暮里駅前に出た。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2014年3月29日土曜日

谷中 長明寺のしだれ桜

◎TOKYO PHOTO YANAKA-SHIDAREZAKURA 27.3.2014





◎text
谷中銀座から路地を入った七面坂沿いにあるお寺、長明寺の大きなしだれ桜が満開を迎えた。
梵鐘の脇にあって、本堂の前に垂れかかるようにみごとに咲いている。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2014年3月28日金曜日

千住大橋駅から千住緑町、隅田川沿いを尾竹橋まで(足立区)

◎TOKYO PHOTO FROM KEISEIHONSEN-KITASENJYU TO OTAKE-BRIDGE 8.3.2014









◎text
足立区千住大橋駅の再開発地を見たあと、隅田川沿いの千住緑町2丁目、3丁目界隈を進む。大きく蛇行する隅田川に京成本線が架かっていて、住宅地と川は高い塀で仕切られている。民家やアパートが多いが老朽化の感は否めない。

隅田川の向こうは荒川区町屋。尾竹橋通りの尾竹橋か、日光街道の千住大橋まで行かないと、隅田川の向こうにはいけない。京成本線の脇に歩道でもあれば、向こうに出るのに便利だろうが。

隅田川沿いに都営の千住桜木一丁目アパートが、太陽を燦々とあびて建っている。テラス護岸工事を終えて綺麗になった隅田川テラスは尾竹橋まで続いている。子どもたちが遊び、ジョギングや犬の散歩をする人が通りかかる。

夕日が沈む前に尾竹橋のたもとに着いた。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2014年3月27日木曜日

京成本線千住大橋駅前 再開発地

◎TOKYO PHOTO KITASENJYU-KEISEIHONSEN-SAIKAIHATSU 8.3.2014










◎text
荒川区と足立区の区境で隅田川が大きく蛇行する場所に、京成本線の千住大橋駅がある。日光街道沿いではあるが、北千住と南千住の中間に位置していて、歩くとどちらからも遠い。

千住大橋駅北側はやや寂れた感があるが、南側は再開発が進められて、駅前には大規模商業施設「千住大橋ポンテグランデTOKYO」が間もなくオープンする。スーパー、ファッション施設などのほか保育園や病院、貸農園といった施設も入るという4階建ての地域最大級の大型ショッピングモール。周辺には大型マンションも数棟建てられている。

何もなかった千住大橋駅界隈が大きく変貌を遂げている。ここには食品用・医薬用・写真用ゼラチンやペプタイド等の製造を行っている株式会社ニッピがあった。その本社敷地を再開発したもの。広々した公園や千住隅田川テラスなど、陽光と開放感を享受できるリバーフロントが売りという。

公園で駆け回る子どもたちの先には、成田空港へ向かう京成線スカイライナーが通り過ぎた。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2014年3月26日水曜日

八丁堀から新川(中央区)

◎TOKYO PHOTO FROM HACHOBORI TO SHINKAWA 15.3.2014










◎text
八丁堀の名前は、時代劇の舞台になったことからよく知られている。必殺シリーズの中で、藤田まこと演じる中村主水(なかむらもんど)は、八丁堀の役宅に暮らしていた。この地は江戸時代に江戸町奉行所の同心・与力の居住区となっていたという。日本橋、京橋の隣に位置し、現在は一般商店や出版社などのあるオフィス街になっている。

亀島橋は八丁堀と新川をつなぐ橋で、亀島川に架かる。橋の上から南側には佃の大川端リバーシティの高層マンション群が見える。新川に入ってすぐに、壁に懐かしい古い看板がかけてあるのは「麺酒造 竹井幸彦」と個人名の付くもつ鍋が自慢の居酒屋。新川は江戸時代から戦前まで酒問屋が集中していたとのことで、この店もその名残りのひとつか。

界隈はマンションも多く児童館や公園もある。真っ直ぐに進むと中央大橋という通り沿いに越前堀の標識を見つけた。江戸時代、この辺りは越前福井藩主・松平越前守の屋敷地だった。屋敷は三方が入堀に囲まれ「越前堀」と通称されていた。石積だった越前堀の護岸から出土された石垣石を、歩道の植え込みの中に配置したとの説明書きであった。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

2014年3月25日火曜日

東京国立近代美術館フィルムセンターから八丁堀(中央区)

◎TOKYO PHOTO The History of Japanese Film From the NFC Non-film Collection 15.3.2014











◎text
東京国立近代美術館フィルムセンターは、東京メトロ銀座線「京橋駅」と都営地下鉄浅草線「宝町駅」から徒歩1分にある。国立近代美術館の映画部門(フィルム・ライブラリー、フィルム・アーカイヴ)として1970年にスタートした日本で唯一の国立映画機関。

映画作品上映のための大ホール(2階/座席数310)と小ホール(地下1階/座席数151)のほか、7階には映画資料の展示室、4階には映画関連文献を収蔵した図書室がある。この日は『よみがえる日本映画松竹篇』として戦前、戦中の映画が上映中で、ロビーには観客がつめかけていた。展示室では『小津安二郎の図像学』と題し、絵コンテやセット図面帳などが展示され、絵画・デザイン・文字・色彩などの視点から小津安二郎を読み解くという試みがなされていた。

『秋刀魚の味』は、1962年の小津安二郎監督作品。妻に先立たれた初老の父親(笠智衆)と婚期を迎えた娘(岩下志麻)との関わりを描いた物語。その中で父親(笠智衆)の恩師・東野英治郎が演じるちょっと落ちぶれたラーメン屋の看板が「燕来軒」。

フィルムセンターを後にして、首都高と東京高速道路が交わる地点にある弾正橋を越える。弾正橋は北八丁堀に島田弾正少弼(江戸時代の町奉行)の屋敷があったことが名前の由来と言われる。真っ直ぐ八丁堀方面に進み、亀島橋を望む場所にある「DE ICHIBA デイチバ」で美味しいランチを頂いた。目の前にある亀島川を遊覧船が通過、橋の向こうには遠く東京スカイツリーも望めて、ゆったり過ごせる場所。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa