2013年3月16日土曜日

谷中、さんさき坂、諏訪台通り沿いの寺

◎TOKYO PHOTO TAITOKU YANAKA ; 3.2013
東京芸大の建物の上から谷中千駄木方面をみる
谷中小学校前の時計台

さんさき坂の上、谷中霊園入口付近

さんさき坂付近の路地裏

諏訪台通り沿いの養福寺入口

養福寺境内で台湾桜の花をついばむメジロ

諏訪台通り沿い

さんさき坂沿いの永久寺 山猫めをと塚

永久寺 仮名垣魯文の墓


◎text
春の陽気に誘われて、谷中のさんさき坂沿いから諏訪台通りの由緒ある寺々を見て廻った。

さんさき坂の途中にある谷中小学校は110年余りの歴史を持つ。白壁に瓦屋根、入口前のポケットパークに設置された大きな時計台など、谷中寺町にふさわしい造りの小学校だ。

小学校の並びには妙圓寺、妙法寺、マンションをひとつ挟んで天龍院、本通寺、龍谷寺、永久寺がある。道路を挟んで向かいには、大圓寺、長久寺、全生庵、明王院、観智院が並ぶ。奥にはさらにいくつもの寺院が連なり、寺と墓が一般住宅より広い敷地を持つのもこの界隈ならでは。

平成10年にこの坂沿いにマンション建設計画が持ち上がった際、地域住民の間で「谷中の町を考える会」が発足した。建設者側とねばり強く何度も話し合いを重ね、当初9階建てから6階建てに見直されたという経緯があったとう。寺に挟まれたこのマンションもすっかり地域にとけ込んでいる。

永久寺には、明治時代の新聞記者・戯作者で、猫好きとしても知られる仮名垣魯文の墓と山猫めをと塚がある。

諏訪台通り沿いの養福寺。江戸の四大詩人の一人、柏木如亭を偲んで建てられた『柏木如亭の碑』、畸人で知られた自堕落先生こと山崎北華が自ら建てた「自堕落先生の墓」などがある。本堂の前の可憐に咲いた真っ赤な台湾桜をメジロがついばむ姿が撮れた。


◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
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◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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