2013年2月21日木曜日

江東区亀戸 江戸切子

◎TOKYO PHOTO EDOKIRIKO ; 16.2.2013









◎text
亀戸天神通り商店街、香取神社と亀戸天神の真ん中ほどの所を左折したところにある江戸切子ショールームにおじゃました。こちらは伝統工芸や地域団体商標の制度で江戸切子の認定を受けている東京カットグラス工業協同組合。展示と販売、普及活動を行っている。店内にはさまざまな文様に装飾されたワイングラスやビールグラス、ぐい呑み、ロックグラス、花器、皿などが並んでいる。

江戸切子とは江戸末期に江戸で始まったカットグラス工法のガラス工芸・細工のこと。江戸大伝馬町でビードロ屋を営む加賀屋久兵衛が金剛砂を用いてガラスを彫刻したのが、我が国におけるカットグラスの始まりといわれる。カットグラスが「切子」の名で用いられ始めたのは18世紀末頃。

江戸切子には魚子(ななこ)、籠目、麻の葉、菊、格子などの伝統的な文様がある。切子職人一人一人がそれぞれ独自の組み合わせをしてオリジナルを出す。それを一彫一彫丁寧に彫り、磨き上げて、青・赤・黄・茶・紫・黒などの繊細で華やかな切子が出来上る。

江東区や墨田区に切子の加工場・工房が多くあるという。しかし輸出減少や長期不況を受け、かつてに比べその数は減少。後継者不足と高齢化の課題も抱えるという。現在この組合に加盟しているのは65店ほど。


◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
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photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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