2013年1月28日月曜日

台東区清川から南千住

◎TOKYO PHOTO FROM KIYOKAWA TO MINAMISENJYU ; 19.1.2013










◎text
日本堤のいろは会商店街を抜け、真っ直ぐ西に進むと吉野通りに出る。さらに西に進むと清川一丁目、二丁目。台東区の日本堤、清川、橋場から荒川区南千住に跨がる一帯が、かつて山谷のドヤ街と呼ばれた地域。

ドヤ街とは宿(ヤド)を「人が住むところではない」と自嘲的に逆さまに読んだのが始まりといわれる。戦後、日雇いの仕事を斡旋する寄せ場に日雇い労働者が多く集まり、彼らが寝泊りする簡易宿泊所がこの周辺に多く作られた。特に昭和40年代頃までは、農閑期の出稼ぎを受け入れるための宿泊所とされた。古くなっているがそれらの宿泊所の多くが残っている。どの宿の前にも自転車が何台も置かれ、ときどき人が出入りする。玉姫公園にあるブルーシートには警告の紙がペタペタ貼られ、簡易宿泊所にも泊まれない人たちが締め出されようとしている。

明治通りに出て、東京ガスステーションと大きなタンクを左に見ながら隅田川方面へ進む。白鬚橋と首都高、リバーサイド隅田セントラルタワーがあり、隅田川の向こうには東京スカイツリーが聳える。地元の少年野球の子ども達が汐入公園の隅田川水辺ラインを走っている。リバーパーク汐入は南千住東口の広大な敷地が再開発されたところ。高層、中層のマンションが何本も建ち、4000世帯以上11,000名もの住民が暮らす街になっている。

扇状に広大な隅田川貨物駅を挟んで、こちら側のマンション群と向こう側のドヤ街と言われた一帯が混在している。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto2.html
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya
text;Hasegawa

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