2012年10月11日木曜日

日本橋、日本橋三越、日銀界隈

◎TOKYO PHOTO NIHONBASHI ; 9.10.2012










◎text
日本橋三越と日銀本店、貨幣博物館に行った。日銀のある界隈は日本橋本石町(にほんばしほんこくちょう)と言い、JRの高架線路と首都高速都心環状線が交わる地点の右側に位置する。都心環状線の下には後楽園方面から流れてくる日本橋川があり、新常盤橋、常磐橋、常盤橋、一石橋、西河岸橋と続いて日本橋になる。

日銀の本店本館は建築家・辰野金吾の設計で明治29年(1896年)に竣工された。辰野金吾はジョサイア・コンドルの弟子で東京駅を設計したことでも有名。日銀の本店本館は明治時代の近代洋風建築を代表する作品として、1974年(昭和49年)に国の重要文化財に指定された。

日銀本店前の江戸桜通りは桜並木は美しいが、各所に警察官が配置され物々しい。本館正面の日本銀行金融研究所、赤い絨毯の階段を上っていくと貨幣博物館がある。館内には古代から現在に至るまでの日本の貨幣、軍票、記念硬貨や海外の珍しい紙幣などが展示されている。ロビーには巨大なヤップ島の石貨や1億円分の紙幣の重さを体験出来るコーナーなどもある。日本最初の流通貨幣と言われる和同開珎や秀吉によって鋳造された天正大判、江戸時代に広く流通した寛永通宝、日本で最初のお札と言われる山田羽書(やまだはがき)など、本物を目にすることができた。

日本橋三越の正面入口のライオン像を見て、日本橋中央柱の麒麟像前に出る。雨が今にも降ってきそうな肌寒い夕刻、サラリーマンや車が行き交う大通りを外国人カップルが人力車に乗って観光していた。

◎PHOTOS OF TOKYO CITY by t.utsunomiya
http://photos-of-tokyo.blogspot.jp/

◎東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
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http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto3.html

photo ; Utsunomiya Tamotsu
text;Hasegawa Kyoko

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