2012年6月14日木曜日

谷中の紫陽花、団子坂から大給坂の大銀杏

◎TOKYO PHOTO  ; YANAKA NEDU SEBDAGI no11. 9.6.2012









谷中を歩いていると、寺や路地の随所で紫陽花が見頃を迎えている。三崎坂(さんさきざか)を台東初音幼稚園の前の信号で言問通り方面に進んだところにあるお寺、長久院では様々な種類の紫陽花が咲き誇っている。谷中1丁目のみかどパンの裏手にある妙行寺でも美しく咲く。

不忍通りの団子坂下交差点から団子坂を上り、団子坂上の交差点で右手に折れる。本郷図書館や特別養護老人ホーム千駄木の郷、保健所などがあり、高級感のある閑静な住宅街。詩人で彫刻家の高村光太郎宅や作家の宮本百合子生家などもあった。

千駄木宿舎とあるマンションを右折すると、大給坂と呼ばれる急坂を下る。坂の途中に架けられた案内板によると「かつて坂上に大給豊後守の屋敷があったことから、大給坂と名付けられた」とのこと。大給氏は戦国時代に三河国(愛知県)加茂郡大給を本拠とした豪族で、のちに徳川家康に仕えた。この坂の左手、千駄木第二児童遊園に大きな銀杏の木がある。この大銀杏は昔の大給屋敷内にあったもの。

※東京都市モノローグ2011年の総集編(漂流する東京)
http://www.utsunomiya-design.com/photograph/tokyophoto1.html
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photo ; 宇都宮 保 
文;長谷川 京子


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