2011年10月14日金曜日

台東区根岸(2) 撮影;2011.10.7

◎TOKYO PHOTO  ; NEGISHI  7.10.2011






















台東区根岸4丁目から3丁目へ。世尊寺という寺の隣にかつて旅館をやっていた築100年以上という建物が健在。手児奈せんべいという煎餅屋を回り込んで「防災広場 根岸の里」へ。この周辺は古い木造が多く道も細く入り組んだ地域も残っているため、消防車が通りやすいように台東区が作った公園とのこと。周辺の景観と調和がとれていると感じるのは、街づくり協議会と協議を重ねた結果らしい。

そのまま北へ向かって進むと、信号の脇にひときわ目を引く建物、老舗の和菓子屋「竹隆庵岡埜」がある。米の粒が残っている餅の中につぶ餡がたっぷり入ったこごめ大福、縞模様が虎皮に似ているとらが焼きが人気らしいが、暑かったので水羊羹をひとつ頂く。すぐ先にある不動堂境内の「御行の松」前のベンチで食べる。

不動堂境内には枯死した初代御行の松の幹が展示されている。戦後、枯死した松の根を掘り起こし、その一部で彫った不動明王像が不動堂に祀られているという。御行の松のすぐ側に正岡子規の句碑があり、「薄緑 御行の松は 霞みけり」と当時の風景が詠まれていた。

photo ; 宇都宮 保
文;長谷川

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