2011年6月5日日曜日

神田明神・湯島天神・湯島聖堂 撮影;2011.複数日









地下鉄千代田線の湯島駅から昌平橋方面に歩き、妻恋坂という名前の交差点を渡る。
右折して進むと神田明神裏参道への階段がある。
神田明神は神田・日本橋・秋葉原・大手町・丸の内・旧神田市場・築地魚市場など108か町会の総氏神として1300年近くの歴史をもつ。家庭円満、縁結び、商売繁盛、事業繁栄の神として江戸時代から庶民に親しまれてきた。境内はその歴史にふさわしく広大で、本殿・拝殿、門などの濃い朱色が荘厳な空気をただよわせている。
ちょうど結婚式がおごそかに執り行われていた。

湯島天神は正式には湯島天満宮という。
学問の神様として知られる菅原道真公を祀っているため、受験シーズンには多数の受験生が合格祈願に訪れることで有名。
時節柄か就職試験合格や公務員試験合格祈願の絵馬が多くさがっていた。
樹齢約70年〜80年の梅の木が300本ほどあり、江戸時代より「梅の名所」として知られ、梅祭りの時期は多くの人で賑わう。

湯島聖堂はお茶の水駅から程近いところにある。神田川にかかる聖橋、東京医科歯科大学のすぐ脇。相生坂、昌平坂、湯島坂に囲まれたあまり人のいかない静かな場所だ。
徳川五代将軍の綱吉は儒教の創始者である孔子の霊廟として湯島聖堂を創建した。
その後、この地に創設した儒学教育の学校を、孔子の生地 「昌平郷」 にちなんで 「昌平坂学問所」 と名付けたという。周辺にはこの名にちなんだ「昌平小学校」や「昌平橋」「昌平橋通り」の名前が遺っている。

photo ; 宇都宮 保
文;長谷川

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