2011年12月30日金曜日

谷中・根津・千駄木(1) 撮影;2011.12.25

◎TOKYO PHOTO  ; YANAKA.NEZU.SENDAGI.no1  25.12.2011









震災や原発事故など2011年は歴史に刻まれる年になりました。
2012年は少しでも良い年になってほしいと心から願っています。
その願いを込めて、今回の東京都市モノローグは、
谷中の「指人形笑吉」さんのお人形や「いせ辰」さんの昇福小物などを撮影しました。
ブログをみていただいたみなさま、よいお年をお迎えください。

photo;宇都宮 保
文;長谷川

2011年12月26日月曜日

目黒川沿いから青葉台へ 撮影;2011.12.23

◎TOKYO PHOTO  ; NAKAMEGURO.no3  23.12.2011










目黒駅に戻った後、今度は目黒川沿いを青葉台方面に進む。目黒銀座商店街の人がオシャレなカフェはそっち方面にあると教えてくれた。目黒川には東急東横線高架下にある日の出橋から北西に、数メートル長くても数十メートル間隔ほどで橋が架かっている。別所橋、桜橋、宿山橋、朝日橋、緑橋、天神橋、千歳橋、柳橋と。橋のたもとに競って立つショップの立て看板が楽しい。

目黒川沿いに個性的なカフェやレストラン、ファッションなどのショップがあり、若い人たちが足を止めている。川沿いは桜並木が続く。満開の頃は相当な人手になるのだろう。

千歳橋から坂道を上って西郷山公園へ進む。周辺は高級住宅地。高台からは目黒川沿いの住宅やマンションが見渡せる。この付近はかつて西郷隆盛の弟・西郷従道の邸宅があったことから通称「西郷山」と呼ばれている。現在は西郷山公園や菅刈公園として整備され地域住民の憩いの場となっている。

photo ; 宇都宮 保 
文;長谷川

2011年12月25日日曜日

目黒区中目黒(2) 撮影;2011.12.23

◎TOKYO PHOTO  ; NAKAMEGURO.no1  23.12.2011









目黒区民センターから山手通りに出て、中目黒4丁目方面に進むとジグザクの急坂がある。一方通行だが登ってくる車が急に現れたりするので危ない。自転車の若者が途中で降りて押していく。坂を登っていくと馬喰坂の案内板。目黒の古い方言で、 風雨にさらされ地面に穴のあいた状態を「ばくろ」といった。 この坂にはこの「ばくろ」が多かったので、ばくろ坂とよぶようになったという。

坂を登りきる手前を右折すると、住宅地に囲まれるように現代彫刻美術館の野外展示場が現れる。石の門や人物の上半身などの現代彫刻が住宅の隣に置かれている。住民にとっては毎日がアート。塀の上に小さい人物彫刻がびっしり並ぶ細い通路を通って、本館に通じる。この美術館は宗教法人長泉院という隣のお寺の附属施設。室内展示の本館は休館だったが、庭の階段を降りていくと木に囲まれた静かな場所に、祈りや怒り、喜びなど様々な表情の多くの人物の彫刻が置かれ、誰もが自由にじっくり鑑賞できる空間になっている。

中目黒3丁目の静かで高級な住宅街を通り坂を下りてくる。中目黒八幡神社、休日の目黒区役所を見学して、目黒銀座商店街を通って駅前へ。商店街から見る目黒アトラスタワーはひときわ存在感を放つ。

photo ; 宇都宮 保
文 ; 長谷川

2011年12月24日土曜日

目黒区中目黒(1) 撮影;2011.12.23

◎TOKYO PHOTO  ; NAKAMEGURO.no1  23.12.2011










風の強い曇りがちの休日、中目黒に向かう。いつも利用する地下鉄や私鉄とは雰囲気が違い、オシャレな女性の乗降客が多い。日比谷線と東急東横線が乗り入れていて、都心に向かうのにも横浜方面に行くのにも便利な駅。自由ヶ丘や二子玉川も近く、代官山や渋谷も徒歩圏内とくれば、若い女性に人気なのもうなずける。

目黒アトラスタワーの脇を目黒川に沿って歩く。川沿いはジョギングや散歩をしている人も多く、犬もキャリーカーに乗って散歩する。歩道橋の上から見るイチョウ並木が寒々しそうだ。五反田方面に進むと川の資料館があり、目黒川が増水した時に水を溜める調節池の上に建っている。現在は工事が行われている。

左手には中目黒公園、目黒清掃工場、田道ふれあい館、スポーツ広場がある。目黒区民センターに続くふれあい橋の上では、バザーが開かれていて厚手のコートを羽織った市民が持ち寄った衣類などを売っていた。区民センターの隣は目黒区美術館。その脇に田道町会の事務所があり、区指定有形文化財の田道庚申塔群が並んでいた。これらは延宝5年(1677年)から正徳3年(1713年)の銘文のある庚申塔6基からなり、庚申塔群の前を通る道は、青山方面から目黒不動に参詣する道だったそうだ。

photo ; 宇都宮 保 
文;長谷川

2011年12月22日木曜日

中央区晴海から月島 撮影;2011.12.17

◎TOKYO PHOTO  ; FROM HARUMI TO TSUKISHIMA  17.12.2011










豊洲から春海橋を渡って晴海に入る。春海橋の隣に古く錆びついた橋が取り壊されずに残っている。かつて運送用に使われた草の生えた線路にカラスが停まっている。橋の向こうは中央区。晴海運河沿いの埠頭には輸送会社の大型船が停泊し、運河は観光船や釣り人を乗せた船が行き来する。

晴海の中央を晴海通りが走る。豊洲方面から行くと、右側には晴海トリトンスクエアを囲むようにUR都市機構アーバンタワーやアーバンプラザ、晴海ビュータワーなどのマンション群が建つ。左側は広い敷地がフェンスに囲まれていて、超高層マンションの建設が始まるという。

晴海トリトンスクエアは2001年4月に大規模複合再開発事業で誕生した街。ゲートからエスカレーターで上へあがると高い天井から陽光が差し込む開放的空間がある。そこからX・Y・Z・Wの各オフィスタワーへのエントランスとショッピング、レストランゾーンへと続く。クラッシックコンサート会場の第一生命ホールもここにある。

晴海トリトンスクエアの上空を見上げると、タワーを繋ぐ橋のようなものがある。ビルの揺れを最小限に抑えるために195mの高さに設置された「連結制振ブリッジ」だという。You Tubeに3月11日の震災の時の連結制振ブリッジの様子が生々しく映し出されている。

photo ; 宇都宮 保 
文;長谷川


2011年12月21日水曜日

江東区豊洲(2) 撮影;2011.12.17

◎TOKYO PHOTO  ; TOYOSU.no2  17.12.2011










豊洲駅前には豊洲図書館と豊洲文化センターがあり、運河沿いには豊洲公園が広がる。正面にブルーが映える晴海大橋、中央区の清掃工場の煙突と勝どきのマンション群、少し視線を右に移すと晴海のトリトンスクエアを囲むようにマンション群がそびえる。

公園には、かつてこの地にあった造船工場等で使用されていた様々な産業遺構を活用したモニュメントが設置されている。資材を運搬するトロッコ列車の車輪でつくられたベンチや、船をロープでつなぎ止めておくときの柱として使われていた係留ピット、大きなプロペラや錘など。

晴海運河や海上公園と一体となった絶好のロケーションの「ららぽーと豊洲」は、2006年に開業した広大なショッピングモール。センターポート、サウスポート、ノースポートの3ゾーン、185の文化施設やショップ、レストランが集まり大人も子どもも楽しめる。前の広場では小さな子ども達を乗せたちんちん電車が走り、ドッグラン広場では犬がかけ回る。ときどき大きな犬と小さな犬が睨み合ったりもする。

ららぽーと豊洲の隣にアーバンドッグパークシティ豊洲のツインのマンションが並ぶ。下から高い方の階数を数えたら52階。途中でわからなくなって何回も数え直したので首が痛くなった。

photo ; 宇都宮 保 
文;長谷川